歩き方/しぐさ・身体に表れる心の内側

本心や心の内側が表れる動作や場所

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歩き方・歩く姿に見る心の内

心の状態を表す歩き姿

人体を支える2本の足は持久力・瞬発力ともに優れ、人体中で最大の筋肉量を持つ部位です。
心臓をはじめとする不随意器官(意思の力で動きをコントロールできない器官)とは違いますが、歩いている間はそれを意識せずとも動き続ける不随意的な側面を持つ部位です。
不随意的な面を持つと同時に、それを動かすためには多大はカロリー消費を要するため、明確な意思の力が働き続けないと動かないという二面性を持ちます。

「とぼとぼ」「ズシンズシン」「チョコチョコ」などの擬音で表されるように、歩き方や歩く際の姿勢、歩幅、目線などに心の内側がよく表れるものとして知られています。
心と行動の関連性に着目する事が基本となる心理学上の観察や実験においても、数多く取上げられるトピックとなっています。

交渉に関する著書が多いアメリカの心理学者であるニーレンバーグは、歩く姿の中に性格やその時に気分を見て取る事ができるとして、以下の発表を行いました。

「早足」「腕を大きく振る」「大股」

目標を見定め、目標を達成する事に喜びを見出す「目標志向型」の人。
目標を達成するためには少々の困難にくじける事なく、むしろ障害を乗り越えた上で達成される目標により大きな価値を置く。
何かを得る事とそれを得るために一定に苦労や時間が必要である事を明確に意識している。

颯爽とした印象を与える「大股」「早足」

「ポケットに手を突っ込む」

現実主義でひねくれ者。
他人や組織、商品など、あらゆるものの欠点を見つける事に優れ、何事においても客観的な姿勢を崩す事が少ない。
また、失敗を恐れて避けたいと願う意識が強い。

「腰に手を当てる」

自分自身が無駄や損をした事を感じる事を嫌う打算的な人。
「より効率的に」「より無駄なく」という意識が強く、より少ない時間やより少ないお金といった要素が物事を判断する際に最も重視するポイントになる。

「胸を張る」「堂々と歩く」

少し尊大で頑固が部分を持つ人。
自分自身や自分が行ってきた仕事に対して自信を持ち、それを誇る気持ちを見て取る事ができる人。
周囲に対して自己を表現する際に、「強さ」「優秀さ」を印象付け、そのように扱ってもらいたいと思う気持ちが強い。
実際に優秀な人が多い。

「うつむく」「後ろ手に組む」

悩みを抱えて考え込んでいる人や物事を深く考えている人に見られる特徴。
考える事や思考する事によって何かしらを導き出す事が仕事上で求められる人に多い。

「小股」「狭い歩幅」

体のサイズに比較して、明らかに歩幅が小さい状態は、「焦り」「不安」を表す。
何かしらの問題に直面し、解決への気持ちが先走っている状態。
日常的にちょこまかと歩く人は、物事に対するモチベーションが高い状態だが、短気でイライラを募らせやすい人。

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