代償作用/仕草・身体に表れる心の内側

本心や心の内側が表れる動作や場所

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「代償作用」/本音が表れる仕草や体の部位

本音を表す代償作用

  • 「人間は嘘をつく動物」
  • 「上手に嘘をつく社会的な知恵があったから人間社会はここまで発展できた」
  • 「子育てにおいて、子供が嘘を付く事を心配する事と同様に、上手に嘘が付けない事や本音を隠せない事を心配しないといけない」

他人と深く関わる事で生きて行かざるを得ない人間にとって、嘘を付く事や本音を隠す事は、生きていく上で必須の社会的スキルと位置付けられます。
嘘を嫌う気持ちを持ち続ける事が大切であるのと同じく、嘘を付く事を何とも思わない感覚を身に付ける事も大切なものとなります。

大半の方は、「自分は嘘をつく。相手も嘘をつく。皆が嘘つくけども他人の本音は掴みたい」と、考えるのでなないでしょうか。
基本的に嘘を付く事が上手な人間一般の本音は、無意識の仕草や行動の中こそ表れるものとされ、心理学の大きな関心事になっています。

身体の機能の一部を失うと、それを補う事に対する高いモチベーションが働き、他の器官が発達する事がよく知られ、『代償作用』 『代償作用が働いた』 などと言い表します。
後天的な原因によって視覚を失ってしまった方の嗅覚や触覚、臭覚や味覚が研ぎ澄まされて発達を見せる事が代表的なものです。
「嘘をつかないといけない。本心を悟られたくない。でも正直でいたい」という葛藤状態に置かれる事によって無意識のうちに身体に表れるシグナルも、意識や感覚が尖る事によって生じる代償作用現象とされます。
少し砕けた心理学本に必ず記載されている 「嘘を見抜く」「本心はここを見ろ」 といったページでおもしろおかしく触れられるあの部分です。

単なるクセとして受け取った方が良い場合や、他人に対する先入観を生じさせる原因と成りかねない知識や情報であるため、少し割り引いて覚えておく事が肝心ですが、
人間観察の面白さを増してくれる(人に対する興味のレベルを高めてくれる)情報であるため、代表的なものを取上げてみます。

鼻に見る本音

「鼻に指を触れる」
話や話題に対する興味が薄い
「こする」
拒否・断り
「鼻の脇に指をもってくる」
疑い・疑念
「人差し指を鼻の辺りにもってくる」
迷い・もっと聞きたい・混乱
「鼻の下に指」
不快感

アゴに見る本音

「突き出す」
軽蔑・侮蔑・優位を実感している・怒り・虚栄心
「ぐっと引く」
緊張・闘志・敵対心
「しきりに手を触れる」
熟慮・思考・検討

髪に見る本音

「しきりに触れる」
不安・甘え・ナルシズム
「いじる・よる」
低い興味・注目して欲しい
「耳の辺りの髪に触れる」
疑い

その他の部位に見る本音

「まばたき」
高い頻度のものは断りや不快感。少ない場合は強い集中・興味・怒り
「口を隠す」
嘘・本心を悟られたくない

心が表れる体の部位

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