会話に見る心理状態/話し方(飛ぶ・そらす)

会話(話し方)に表れる心の状態

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「突然話が飛ぶ」「話をそらす」事が多い人

突然話が飛ぶ事が多い人

話好きで屈託の無い女性に多く見られる話し方である、「突然飛ばし」「前置きなし」。
前後脈略の無い会話を展開する話し方が多い人の心理について

 代表的な会話飛ばし

  • 「・・。」「あれどうなった?」
  • 「・・。」「お肉好き?」
  • 「・・。」「私って読書が好きな人なの」

「・・・。」の所で相手が話した内容に受け答えせず、全く違った話題に飛ばして相手を混乱させます。気を取り直した相手が飛んだ先の話題に合わせてしばらくすると、又別の話題を持ち出します。

 話を飛ばす事が多い人の心理状態

「ところで」や「そう言えば」など、『これから話題を変更します』というサインを出す事なく、それまでの話題とは全く違うものへとポンポンと飛ばす人は、相手に甘え、自分に合わせる事が当然と考える、かなり幼稚な心理状態である事を見て取る事ができ、子供の特徴である『不安定』『安定していない』要素を、多分に抱えている事が推察されます。

「あなたに安心し切っている」「信頼している」という、迷惑ながらも嬉しいものとも言えなくはない感情を抱いている事が考えられますが、付き合いの期間や間柄の違いによっては、「主導権は自分にある」「そっちは私に合わせていればいい」「つまらない。面白い事ないかなぁ」といった想いを抱いている事も考えられます。
自分が話した事に対して相手が答え、さらに自分の考えを述べる事で広がりをみせ・・と、お互いが協力しつつ行うのが会話ですが、相手が答えている間に既に他の事に興味が移ってしまい、全く聞いていないか、答えるつもりがないのに聞いた振りだけをしています。

また、一般的に「あって当然」「会話の基本マナー・テクニック」として考えられる接続詞を用いる事なく話題を変える事が通常の姿であれば、心の成長に問題を抱えている事が考えられます。

話をそらす事が多い人

普段の的確な受け答えから考慮すれば、「質問の意味を理解していはいはずがない人」にも関わらず、聞かれた事への明確な答えや意見を返さない事が多い人の心理について

 代表的な話そらし

  • 「・・。」「まあまあ上手くいってるよ。ところで・・」
  • 「・・。」「どうかなぁー。はっきりしたら教えるよ」
  • 「・・。」「ちょっとよく分からない状況なんだ。そういえば・・」

「・・。」の所で問われた内容に対し、明確にそれと分かる答えを返さずに話題を変更しようとします。『答えたくない』『答えられない』というメッセージを発信する事を、意図的に行う人もいます。

 話をそらす事が多い人の心理状態

「弱味を見せたくない」「これ以上は入ってきて欲しくない」「余計なお世話だ」「自分の事は自分で解決する」といった、良く言えば自主独立的、少し悪く言えば、閉鎖的で強いプライドを抱いている事を見て取る事ができます。
同時に、「ある程度の対応をしておかないとまずい」といった、相手に対する気遣いの気持ちを持っています。
また、特定の人に対して話題をそらす事が多い場合には、「あなたとは話したくない」「声を掛けないで欲しい」といった決定的な感情を抱えている事が多いはずです。

容易にその心情を推察できるものですが、上手く事が運び、自信を持っている事柄について答えをそらす事は少なくなるはずで、話題に上った事柄の中に何らかの問題を抱えている場合には答えに窮する事になります。


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