ビジネスで利用される色彩の効果

色、彩り、色彩の効果や印象の違いを利用する仕事の世界

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色と心に関する基礎知識

色彩の影響と効果 Color affect/Color effect

赤や青などの色が持つイメージや人に抱かせる感情などの心理的効果の事を 『色彩感情』 と呼び、具体的または抽象的な事物と結び付ける事を 『色彩象徴』 と呼びます。
色と人の心の関係に関するものは、世界共通の題材として大きな興味を持たれるものであり、多くの国で調査研究が進んだ結果、現在では、世界の人一般に共通するとされる色と心に関する発表がなされています。

色と心理

ビジネスの世界では規模の大小の違いこそあれ、何かを形にして顧客に対するプロモーションを行いますが、形があるものであれば必ずついて回るのが色・色彩です
そして、色の設定の良し悪しによって成果や売り上げが大きく左右される程の重要要素として広く認識され、多大な労力をつぎ込んで研究がなされ続けています。
色を理解して使いこなす事は、仕事や自己演出、セルフコントロールの出来不出来に大きな影響を与える重要な要素となっています。
服飾関連業界だけではなく様々な業界や様々なところに活かされている色・色彩効果について取り上げてみます。

色の好みと性格

「好き」「好みじゃない」を表す色の好き嫌いは、人の本質をよく表すものとして古くから調査研究が進められいます。
そして、好みの色と性格に関して概ね以下のような結果が導き出されています。

じっくり理性的に考えてから行動を起こす慎重派。他人に下品な印象を与える事を嫌い、清潔感を常に意識しています。粘り強く物事に当たりますが、少しプライドが高い面も持ち合わせる傾向
好奇心とパワーが満ち溢れ、未知のものを知る事や挑戦する事に大きな意義を見出す積極派。怒りっぽいがさめやすいなど、感情の起伏や時と場合によるギャップが大きくなりがちで、周囲を振り回してしまう傾向
卑怯や不正、不誠実を嫌う理想・理念追求派。時に完全主義な面が強く出すぎる事があり、他人とのトラブルが増大する傾向
何事にもバランスを重視する中道派。控え目で目立ちたがらず、他人との関係を継続させる事に気を配る傾向
強さや力を見せる事で本当の自分を覆い隠そうとする隠蔽派。小心でナイーブな面を持つが、それを悟られる事を嫌う傾向
安定や普通を好む堅実派。理想を追わず、現実に目の前に見えている事実を重視し、健康の維持増進や金銭的な豊かさなどを追い求める傾向
ピンク
穏やかで細かなところに配慮が行き届く気配り派。甘えたがりで、「守られたい」といった依存心が強い傾向
黄色オレンジ
明るく社交的は楽天派。あまり深い人間関係は好まず、浅く広くを指向する傾向
グレー
真面目で基本に忠実な安定派。自分よりも周囲を活かす事を重視して自ら裏方に回ろうとする傾向

お国柄や個人差などの違いはありますが、好きな色と性格については、上記のものが『ほぼ間違いなく事実を表す』とされています。
また、様々な実験や観察が行われている色彩心理学ですが、
心理学者のシャイエは、「イド」「エド」「スーパーエゴ」を使い、以下の3分類を行っています。

1.限定型(好きな色が1〜2個で、他の色は嫌いというタイプ)
他人に従わない頑固な人
2.拡散型(多くの色を好み、色の系統がバラバラ)
行き当たりばったりで周囲に流され易い人
3.分化型(複数の色を好み、色の系統に統一感がある)
全てにおいて安定した人

選ぶ色と気分

好きな色は簡単には変動しない安定性を持つものですが、ほとんどの人は、いつも好きな色だけを身に付けている事はありません。(おしゃれや清潔に気を配っている人ほど様々な色を使い分けます)
好きではないけどなんとなく身に付けている色や、気がついたら選んでいる色などがあります。
色彩心理学の世界では、「その日その時に選ぶ色」は、現在抱いている気分や感情、悩みを表すものとして認識されています。
以下に簡単に記載します。

選ぶ色の系統 気分・感情・悩み
  • 心身両面が疲れ、自分を癒したいと感じている
  • 何かを諦めるムードになっている
  • 一人になりたい
  • 何かしらの行動が起こしたくてうずうずしている
  • ハイな気分
  • ストレスやフラストレーションがたまっている
  • 何かに集中したい(している)
  • わだかまりやこだわりが無く、物事を受け入れ易い気分
  • 無の状態
  • 心身の調子が良くない
  • 休息を求めている
  • だるくて眠い
  • 周囲や置かれた状況に対し、不満や不安を抱いている
  • 壁を作って距離をおきたい
  • 安心や安定を求めている
オレンジ
  • 不安がなくやる気に満ちている
  • 心身両面が好調
  • 気分が良い

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