人格障害(personality disorder)

ホーム   l   サイトマップ   l   リンク
若手社員の心理術    若手社員の処世術    若手社員の心理学辞典

人格障害(パーソナリティ障害)

性格(後天的に身につけた要素)や気質(先天的に引き継いだ要素)には偏りがあって当然のもので、通常は、『特徴』『性格』といった言葉でそれらの偏りを受け止めますが、特定の要素に関して度が過ぎたるために自分や周囲を苦しめてしまうのが人格障害とされます。
(ドイツの精神医学者クレッチマーは、『精神異常の性質は健常者の中にもあり、その性質がより顕著にあらわれ、社会的に逸脱してしまったものが精神異常者』としています)

何かしらの明確な原因が存在する「疾患」「病気」としては扱われず、『性格・気質上の強すぎる偏り』と解釈されています。
しかし、本人やその周囲の人にとっては大きな悩みであるため、クリニックに通って治療を行う人が相当数に上るとされています。
周囲に存在する、「常識では考えられない」「許しがたい」「腹がたって仕方がない」と感じさせる人は、人格上の障害(強すぎる偏りやこだわり)を抱えて人知れず悩んでいる人かもしれません。

3種10個の人格障害

A群
言動が奇妙で風変わり。自閉的。
妄想性人格障害 / 分裂病質人格障害 / 分裂病型人格障害
B群
反社会性、劇的で感情的、移り気。
反社会性人格障害 / 境界性人格障害 / 演技性人格障害 / 自己愛性人格障害
C群
不安・恐怖・心配が強い。
回避性人格障害 / 依存性人格障害 / 強迫性人格障害

クラスターA

 妄想性人格障害

「周囲の人は自分を利用している」「自分を不当に扱っている」など、他人のあらゆる行為を悪意があるものとして解釈してしまい、何事にも強い不信感を持つ。 妄想性人格障害

猜疑心 嫉妬・妬み 衝突 自負心 イライラ

 分裂病質人格障害

殻に閉じこもって社会から距離を置き、「嬉しい」「悲しい」「悔しい」といった、対人関係上の感情表現が少ない。 分裂病質人格障害

孤独・孤立 無気力・無関心・無感動

 分裂病型人格障害

占いや迷信などの魔術的なものに惹かれ、聞こえるはずがないもの(空耳)が聞こえる。猜疑心が強いため、通常の人間関係が築き難い。 分裂病型人格障害

被害妄想 風変わり 独自の世界観

クラスターB

 反社会性人格障害

法律やルール・マナーといった規範全般に対して従う意思が希薄。他人の権利を侵害したり、他人を騙す事に抵抗感を持たず、衝動的な行動も特徴。 反社会性人格障害

犯罪者 攻撃的 無責任 笑っていない目 騙す・裏切る

 境界性人格障害

基本的に不安定で、周囲にとっては理解し難い激しい怒り、過剰な理想化、空虚感などが特徴。 境界性人格障害

不安 起伏 不自然 見捨てられ不安 自己破壊

 演技性人格障害

「注目を浴び続ける自分」に価値を置き、注目を集めるための「誇張・誇大表現」「自己演技」が特徴で、注目を浴びていないと感じた際には、情緒が安定せずひどく落ち込む。 演技性人格障害

自己顕示 浅はか 影響を受け易い 誘惑的行動

 自己愛性人格障害

「自分は特別な存在」「愛されるべき存在」といった思いを強く持ち、尊大・利己的な態度で他人に接しますが、他人からの評価を過剰なほどに気に掛ける。 自己愛性人格障害

自己中心 ナルシスト 過保護 尊大 特権・選民意識

クラスターC

 回避性人格障害

「自分なんて・・」「自分はダメだ」「自分には何かが足りない」などといった、自信の無さや人としての不全意識が強く、対人関係の構築を必要以上に恐れる。 回避性人格障害

引きこもり 恥に過敏 人目を恐れる 傷つき易い

 依存性人格障害

周囲に依存し、過剰な要求を繰り返す強い甘えが特徴で、何事も自分で判断を下す事が出来ずに他人の判断に任せます。(責任を恐れる)
非常に受け身的・従順で、周囲からの励ましが必要。 依存性人格障害

服従・従属 愛着 受身 無力感 責任回避

 強迫性人格障害

強迫(物事への強すぎるこだわり)により、こだわる対象に関する柔軟性が皆無。
「完璧主義」「頑固」といった表現で表される性格の最上級的なもの。 強迫性人格障害

几帳面 わがまま 徹底 「正解は一つ」 ケチ
若手ビジネスマンの心

心理術

身体・しぐさにみる心の内

会話にみる心の内

処世術

心理学辞典

「遊び」 「甘え」 「いじめ」 「後知恵」 「アニミズム」 「援助要請行動」 「愛他的行動」 「因果的思考」 「エレクトラコンプレックス」 「暗黙知」 「言い訳」 「アパシー」 「コンフリクト」 「学習性無力感」 「快楽原則」 「孤独」 「攻撃性」 「感情移入」 「気分」 「結婚」 「記憶」 「心的飽和」 「ステレオタイプ」 「ジョハリの窓」 「自己開示」 「セルフコントロール」 「自己評価」 「仕事中毒」 「職務満足」 「自己実現」 「組織」 「集団同一視」 「自己契約」 「セルフハンディキャッピング」 「自己決定感」 「失敗回避欲求」 「嫉妬」 「集団規範」 「心理的時間」 「社会的手抜き」 「心理社会的モラトリアム」 「社会的ジレンマ」 「ジェンダースキーマ」 「心理的離乳」 「成長」 「世間体」 「スケープゴート」 「セルフモニタリング」 「受容」 「自尊感情」 「動機付け」 「第一印象」 「統制の所在」 「トラウマ」 「タイプA行動パターン」 「対人距離」 「展望記憶」 「特殊飢餓」 「対比」 「態度」 「対人不安」 「耐性」 「認知スタイル」 「ニコチン依存」 「ハロー効果/寛大効果」 「プラトー」 「プラセボ効果」 「バーンアウト」 「表情」 「不安」 「ピグマリオン効果」 「疲労」 「フェティシズム」 「ヒューマンエラー」 「被害妄想」 「バンドワゴン効果」 「非言語的コミュニケーション」 「反社会的行動」 「忘却」 「目標」 「模倣」 「無意識」 「マッチング原理」 「メンター」 「役割り」 「レディネス」 「リアクタンス」 「恋愛」 「リテラシー」 「ライフスタイル」 「ラポール」 「類推」 「流言」 「劣等感」 「リーダシップ」 「良心」

Copyright© 若手社員の心理術・処世術・心理学辞典, All Rights Reserved