「リーダーシップ」「良心」/若手社員の心理学講座

若手社員にこそ覚えてもらいたい心にからむ重要語句

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「リーダーシップ」「良心」

リーダーシップ Leadership

概要

「指導性」「指導力」「垂範性」「牽引性」「模範性」などの言葉で表される、集団を取りまとめて引張っていく際に発揮される能力群、まとめる力の事。
組織内の役職者に期待されるものとして認識され、集団目的達成のため、指導者から集団の構成員に働き掛ける影響力全般の事などを指します。
人間的な深みや魅力を含んで働き掛けるものを 『リーダーシップ』 と呼び、組織内の序列に従う意識のみで発揮されるもを 『ヘッドシップ』 と区別する場合もあります。

【リーダシップ論】

『スタイル理論』
レヴィンらの研究がよく知られ、その発揮の仕方(指導スタイル/「民主的」「専制的」「放任的」)と作業効率の関係により、相応しいリーダーシップのあり方を発表しています。
  • 民主的なリーダーシップスタイルでは、能率的で雰囲気も良い
  • 専制的なリーダーシップスタイルでは、作業量は多いが労働意欲が乏しい
  • 放任的なリーダーシップスタイルでは、非能率的で労働意欲も低い
『特性理論』
リーダー性格や能力などの資質が集団が上げる成果とどのような関係にあるかを測るもの
『コンティジェンシー理論』
いかなる状況下においても万能のシーダーシップは存在せず、「平時」「非常事態」「成長段階」など、状況ごとにそれに相応しいリーダーシップがあるとするもの

取り上げた理由

「名選手必ずしも名監督ならず」は、主に野球の世界で言われる言葉ですが、プレーヤーとしては一流であっても、指導者として実績が全く伴わない人が多い事がよく知られています。
若手社員は若いから若手社員と呼ばれるのであって、歳を重ねれば「中堅」「ベテラン」と表現され、求められる役割りが必ず変化します。
その求められる第一のものがリーダーシップです。

生まれつきのカリスマ性や抜群の実績を持っていない殆どの人にとって、黙っていても部下がついて来てくれるといった状況は滅多に訪れず、心労を重ねた結果、病気になってしまう管理者が後を絶ちません。
「明日から管理職」と言われてすぐに発揮できるものではないため、日常の業務の中で自分なりのシュミレーションやイメージトレーニングを重ね、「自分なら・・」「こうすれば・・」といったひきだしを準備しておく意識が自分の身を助けてくれる事になります。

良心 Conscience

概要

人の行為や言動を制御する道徳的規範であって、事の善悪判断を下して取るべき言動の方向付けや制限を行う内面の働きの事。
フロイトは、
親の躾によって身に付く 『良心』(社会規範や価値観)は、成長の初期段階では外部からもたらされる声であったものが、次第に自身の内からの声と感じられるようになるという内面化過程を経る事によって、「〜〜してはならない」「〜〜すべき」といった制限を課すようになるとしました。

取り上げた理由

仕事をしていれば良心の呵責に悩まされる機会があるかもしれません。
他人を騙して利益を得る事。他人の不幸やトラブルの上に成り立っている仕事。日常的に嘘をつかないといけない業務など、それまで培った良心を封じ込めて仕事をこなさないといけない場合があるかもしれません。

それぞれの事情・状況があり、それぞれの考えがあるため、「良心に従って仕事をしろ」などといった教科書的な言葉はあまり意味がないものになっています。
良心に従って内部告発をした結果、思いもしなかった不利益を被る事もあります。
多くの人や組織の思惑が絡み合う仕事の世界では、何がどのように運んでいくかをコントロールする事は難しいという現実があるため、
「自分なりの一線を意識して決して踏み超えない事柄」を明確に意識しておく準備が重要です。


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