人の心の傾向を理解して自らを戒め、うまく立ち回る
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「心理的時間」「リアクタンス」「社会的手抜き」心理的時間 psychological time概要時間経過に対する知覚を時間知覚と呼び、知覚された時間の事を心理的時間と呼ぶ。 取り上げた理由1)活動自体が魅力的 2)適度に困難 3)自分の関与度が高い ものであれば時間経過を意識することが少なくなり、『心理的時間』は短くなると言われています。。 嫌な事や面倒に思う事に取り掛かる際には時間の経過が遅く感じられ、時間が長く感じられる事は物事を実態以上に嫌悪させるといった負のスパイラルの中に取り込まれていきます。 過ぎ行く時間を惜しんで少しでも長く時間を感じていたいというのであれば別ですが、小さな頃から頻繁に感じ取ってきたはずの時間経過に感する気持ちの影響度の大きさを上手く利用しない手はありません。 リアクタンス reactance概要『説得』 への抵抗をもたらす要因の一つで、「自由が脅かされた。脅かされそう。」と感じた時に湧き上がる自由の回復をめざす心の状態。 取り上げた理由「自由」や「自由意志による決定」は、現在であれば当たり前過ぎる基本的権利ですが、それを求めて命を掛けて戦ってた人達の歴史はよく知られています。 『説得』 は仕事の場で日常的に繰り返される行為ですが、押しつけがましさや少なすぎる選択肢の提示は反発を招きます。 小さな子供の心の中にさえ存在する 『リアクタンス』 への理解なしに、ビジネスシーンでの説得はありえません。 社会的手抜き(リンゲルマン効果) social loafing概要集団で協同作業を行うにあたり、集団の人数が増えていくに従って一人当たりの作業遂行量が低下する現象の事。『社会的怠惰』とも呼ばれています。 集団の構成員が増えれば成果に貢献出来る割合も減り、小さな貢献しか感じられないであろうとする気持ちが貢献への意欲を低下させる原因とされています。 取り上げた理由生き残りを掛けて戦う姿勢が定着した大企業にあって、少し前までは頻繁に話題にされたキーワードが「大企業病」でした。 分業化が整備され会社の中の小さな工程にしか関与できていない思い、自分が行う仕事の川下や川上が見えない事、組織が大き過ぎて小さ過ぎる利益貢献しか感じられない事などが原因とされていました。 一般的に大きな実績を上げた経験が無く、どちからと言えば 「喰わしてもらっている」 若手社員にとって、 『社会的手抜き』は心の中に抱き易いものと言えます。 サイト関連書籍 心理学辞典個別リンク あ行 |
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