「証拠を残さない」「記録をとる」「幹事を務める」/若手ビジネスマンの処世術

仕事の世界でダメージを被らない考え方や行動

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新入社員をはじめとする若手社員の処世術
「証拠を残さない」「記録をとる」「幹事を務める」

証拠を残さない

仕事の世界には実に様々な人々が住んでいて、利害が絡まないフラットな関係は滅多に成立しないため、相手に応じて身の振り方に変化をつける事が必須のスキルになります。
(それが処世術そのものとも言えますが)

そんな中で日常的に気を付けないといけない事が、『証拠を残さない』事です。
相手のミスに乗じて畳み込むのは勝負の鉄則なのですが、相手のほんの些細なミスを足がかりとして自分の思うように交渉事を進めようとする人が沢山います。

何の気なしに送ったFAXやメール、口にした言葉によって大いに苦しめられる事が多々あります。

人間性が不明な人とのやり取りが増えてきた人が取るべき行動

声は消えていきます。
思った事をその場で表現して意思表明する道具である声は、口から出た途端に消え去っていくものです。
最悪の場合は 「そんな事言ってない」−「確かに言った」 の水掛論争に巻き込む事ができます。

面談中に口にした言葉を否定するのはその時の情景が同時に浮かぶ事もありタフな精神力が必要ですが、電話であれば不確実な要素が増える事もあってとぼけ易くなります。

若手社員に納入価格の決定権が無い事を知っていながらその場での決断を求めるような人には要注意です。
ぐっとこらえて、「帰ってから電話でお伝えします」が鉄則です。

記録をとる(ハラスメント)

「セクハラ」「パワハラ」に代表される他人に対する嫌がらせは微妙な問題です。
加害者側の明らかな意思が見えるものは別として、多くの場合は加害者とされる側に『嫌がらせ』をしている実感はありません。
日常の中での判断に困るようなものにまで目くじらをたてる事が得策ではない事は皆さんがご存知ですが、被害者側の感じ方が全てを決める事も事実です。

仕事上の優先的な立場を利用し、仕事とは切り離して考えるべき事柄に関して相手の我慢を強いる行為は大変恥ずかしい行為です。
そうとは気付いていない相手の認知能力の低さが元凶ですので、気付かせてあげるための意思表示が必要になります。

普通の人であれば充分に理解できる程度の意思表示をしたにも関わらず・・・であれば、
もう一段上の意思表示が必要になります。

いやがらせを受けている人が取るべき行動

「いつ、どこで、どんな言動が、どんな気持ちにさせたのか?」を記録する事になります。
メモに書き出す。レコーダーに吹き込む。相手の声を録音する。などとその方法やレベルは様々ですが、面倒がらずに逐一記録する事が必要になります。

「自分の事を気に入ってくれている」「成果がでない自分が悪い」などの気持ちを持つのも当然ですが、それでも度を越した行為に対しては「大人の喧嘩術」で対抗していかないと自分の事が嫌になってしまいます。

幹事を務める

飲み会の幹事役は特定の誰かに集中していないでしょうか?
いつもいつも同じ店で開催されていないでしょうか?
部署の飲み会の幹事役は大体どこの会社でも若手社員が務める事になり、幹事役から外れた時が若手社員ではなくなった時とも言えます。

準備から当日の進行に至るまで、何かと気苦労が多いために敬遠する人が多いとは思いますが、伝統的に若手社員に幹事役をやらせる事には意味があると思います。
単に入社後の経過時間が短いからといってその役目が若手社員に与えられているのではないと思います。

幹事をやらないといけない人の心の準備

仕事の合間にお店とやり取りし、参加者の意思を確認し、会費を徴収する事などは面倒なものには違いありませんが、その一連の面倒な事を経験させる事にこそ目的があります。

参加者に当たっての意思確認では、普段は会話を交わさない人とも会話ができます。
その人の好みを尋ねる事でその人の人となりを理解する機会を得る事になります。
小さいとはいえ日常の中にはないイベント事を企画、調整、実行する過程は目的が少し違うだけで仕事と大差はありません。

「立候補すべき」という程ではありませんが、当番が回ってきたなら前向きに取り組む事が大切だ思います。
都合が良い解釈かもしれませんが、他とは違った事をやろうと頑張る姿は見られているはずです。
何が幸いするかは分かりませんが、日常の中に頻繁にはない機会は印象の残り易い事は間違いありません。


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