不安・恐怖・心配が過ぎる人/人格障害

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依存性人格障害

Dependent personality disorder
「世話をされたい」「甘えたい」「導いて欲しい」という過剰な欲求が特徴で、従属的なしがみつき行動や、『分離・切断・孤独』に対して強烈な不安を感じるもので、女性よりも男性に多いとされています。
アメリカ精神医学会のDSM-Wでは、以下の8項目中5項目以上に該当する人を依存性人格障害としています。

  1. 何気ない日常の事柄であっても、他人のアドバイスやお墨付きが充分に得られないと決定できない。判断できない
  2. 主体性がなく、何事に関しても他人に責任を取ってもらいたい
  3. 別れや関係の変化を異常に恐れるため、他人に反対できない
  4. 自らの意思による、主体・能動的行動が取れない
  5. 関係性を変えないためには、不快な事も積極的に行う
  6. 一人でいる事に強い不安や恐怖を感じる
  7. ある人からの親密な支えが無くなった場合は、別の誰かを求めて必死になる
  8. 通常の人では想像不可能なレベルで、「見放されるのではないか?」という恐怖心を持つ

「ダメな自分」「守られる自分」「弱い自分」といった自己像を守るため、『自立』『自律』に連なっていく賞賛の言葉が投げ掛けられる事を心の底から嫌います。
「連れ去り」「交通事故」などの、児童を巡る事件報道に触れ、事あるごとに、『世の中は危険』『家の中は安全』といった類のメッセージを発する親が増加しているため、依存性人格障害に悩む事になる人の増加を心配する声が大きくなっています。

回避性人格障害

Avoidant personality disorder
他人からの批判を過剰なまでの恐れ、批判される危険性がある事柄を回避。
失敗を恐れる余りに、簡単な事柄や既に分かっているものにしか手を出さず、批判を行う主体となる人間一般との付き合いを避ける。
簡単に深く傷付く人。過敏な人。
DSM-Wでは、以下の7項目中4項目以上に該当する人を回避性人格障害としています。

  1. 人からの批判、拒否、拒絶を過剰に恐れ、大切な人と会わなければならないような状況をも避ける
  2. 「好かれている」という強い確信がないと、人との関係が持てない
  3. 恥をかく事、バカにされる事、邪険に扱われる事を恐れ、誰に対しても一定の線を引いて遠慮がち
  4. 「批判されないか?」「拒絶されないか?」を、どうしても考えてしまう
  5. 新しい人間関係を築けない
  6. 長所がなく、人より劣っていると考える
  7. 新しい事柄へのチャレンジに異常な程に消極的

恥を恐れ、批判を恐れ、人を恐れ・・と、「笑い飛ばして次に向かう」「何度も何度も立ち上がる」といったものとは正反対のところの位置する人達です。
レベルの違いはありますが、『上司に叱られた途端に出社拒否になってしまい、そのまま退職に至る新入社員』といったイメージです。

強迫性人格障害

秩序、完全主義、精神面および対人関係の統制にとらわれ、柔軟性、開放性、効率性が犠牲にされる。
真面目で融通が利かない筋金入りの頑固者。
DSM-Wでは、以下の8項目中4項目以上に該当する人を強迫性人格障害としています。
(「強迫性障害」とは違い、強迫観念や強迫行為は見られないとされています)

  1. ごく些細なこと、ルール、原理原則、予定などにこだわる
  2. 完璧主義
  3. 他のあらゆるものを犠牲にしてでも仕事にのめり込む
  4. 正解は一つ
  5. 思い入れの無い使い古した物、価値のない物が捨てられない
  6. 自分のやり方に従わない限り任せることができない
  7. 異常にケチ(「お金は将来の破綻に備えて蓄えるもの」)
  8. 頑固

仕事が大好きでのめり込み、自分のやり方しか認めず部下に強要し、ごく些細な事柄にもチェックを入れて管理し・・など、嫌われる上司の代表といったイメージの人です。
人との衝突が絶えないため、普通に入社した何のバックボーンも持たない人が上司の立場に立つ事は難しいかもしれませんが、もし何かしらの理由で上司の立場に立った場合、部下にとっては最悪の上司となります。

強迫性障害

強迫性人格障害とは直接の関連はないものですが、名称が殆ど同じであるために間違えられ易いものに 『強迫性障害』 があります。(人格障害ではなく不安障害
強迫観念・強迫行為が持続し、時間の浪費や過剰な回避行動のために日常生活や人間関係に困難をきたす精神障害。
「分かっているけど止められない」「バカバカしいけどやってしまう」
概ね以下に分類される強迫(「やらないといけない」「やらないと気がすまない」)行為を繰り返します。

  1. ばい菌・細菌、汚物等に対する恐怖と洗浄強迫
  2. 戸締りやガス栓の確認など、不完全さについての不安と確認強迫
  3. その他の強迫観念(縁起恐怖など)
  4. 正確さ・対称性・物の配置・順序への強いこだわりや儀式的行為
不潔強迫
小学校の高学年頃に現出する事が多いとされるもので、
・皮膚炎やあかぎれになってまでも手の洗浄を止める事ができない
・帰宅したら何はなくとも全ての衣服を着替えないとならない
・入浴後にタオルで体を拭く事ができず、乾くまで裸で過ごす など
質問強迫(確認強迫)
何度も何度も質問→確認(安心)を繰り返すもので、
・返事にも特定のパターン(言葉・話し方etc)を求める
・繰り返し戸締り確認をしたにも関わらず、予定を打ち切って帰宅 など
縁起強迫
「○○をやらないと不幸(幸福になれない)になる」「□□をやらないと病気になる」といった考えに支配されるもので、『気に掛けているジンクスやおまじない』といった域をはるかに超えるもの
不完全強迫
自分の身の周りの、整列性や対象性、定位置性などに強くこだわり、それらが乱される事に強烈な怒りを覚える事があります。
・料理や掃除など、手順通りに進めないと気が済まない
・『完全』が乱されるため、自宅に他人を招き入れる事を嫌悪
・同じ電子機器を2台購入して対称に並べる など
数唱強迫
不吉な数やラッキーナンバー、自分が定めた回数に強烈なこだわり(回避)を示すもので、
・4(死)を避けるためには、手間や出費をいとわない
・5回持ち物チェックをした上でないと出かけられない
・空を飛ぶ鳥の数を数えずにはいられない など
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