賞賛・ピグマリオン効果/心理効果・心理実験

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褒めて伸ばす賞賛効果/期待で伸ばすピグマリオン効果

賞賛効果 Praise effect

概要

周囲からの賞賛や承認の基本的姿勢の中で育成される事によって、叱責や放任の場合と比較して良い結果が導き出される効果の事。

それまでの育成環境や培われた対人信頼度の度合いによってその効果が大きく変動するものとされ、素直で額面通りに言葉を受け入れる頻度が高い子供(子供の要素を残した大人)において顕著に見られる効果とされています。

実験内容

アメリカの心理学者ハーロックによって行われた学習成果と賞賛・叱責の関係に関する実験です。
小学生に対して算数の問題を継続的に行い、
1.基本的に褒められるグループ 2.基本的に叱られるグループ 3.何も声を掛けられないグループ に分けました。
数日間の継続的な成績の計測を行い、1のグループは5日間成績が伸び続け、2のグループは最初は伸びるがすぐに停滞。3のグループは何の成果もなし。という結果が導き出されたとしています。

具体的な実感シーン

信頼できる人、愛する人を見つけ、その人の喜ぶ顔が見たいがために頑張る事で思ってもいなかった好成績を上げる事があります。
「あなたに褒められたくて・・」といった母親への感情を基本的なモチベーションとして、ストイックに自分の道を進み続ける大御所的な俳優や歌手が居ます。

多くの人生経験や心の成熟とともに失われやすい効果ですが、
「あの人の喜ぶ顔が見たい」「あの人に褒められたい」「あの人に褒められて嬉しい」という感情は、強力なモチベーション要因となります。

ピグマリオン効果 Pygmalion effect

概要

期待感を持って生徒を育成する事で、現実に成績の向上効果が認められるようになるとする効果の事。
「自分が担当するのは優秀な生徒である」という情報(思い込み)に触れた教師によって学習指導を受けた生徒が、実際の学力テストにおいて好成績を収めた事実をもってして、期待を込めて人の育成を行う事の大切さを証明するものとして知られています。
実験を主導した学者の名前から、「ローゼンタール効果」と呼ばれる事もあります。

実験内容

アメリカの心理学者ローゼンタールらは、ネズミの迷路脱出実験で得た結果から仮説を立て、小学生とその先生を対象とした実験を行いました。
実際には優秀でも何でもない生徒の名簿を教師に渡し、「先日のテスト結果から考えて、この名簿の生徒達は今後数ヶ月の間に成績が向上を示す可能性が高い」と説明を行いました。

数ヶ月後の計測の結果、名簿に記載されていた「偽の成績向上見込み者」である生徒達の成績が、他の生徒と比較して明らかに確認できる程度の向上を示したとされています。
これらは、期待を掛けられた事によって生徒側に発生する効果ではなく、期待を掛けた先生側がそれと気付かないうちにしていた行為(辛抱強く教える。答えにヒントを与えるetc)によるところが大きいとされています。

具体的な実感シーン

ローゼンタールらの実験は、教師側に働いた要因によって成績の向上が認められたものとされ、過剰な期待を感じる事によって、かえって学習意欲が湧かない事を報告するその他の実験もあります。
実験の手法などについて少し批判を浴びたローゼンタールでしたが、他人からの期待感を感じる事で責任感や使命感を生み出し、
「やらない訳にいかないだろう」「期待を裏切れない」などの思いをやる気に変換する事などは、日常的に行われているシーンです。


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