系列位置・残存効果/心理効果・心理実験

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系列位置効果(初頭効果・新近効果)・残存効果

系列位置効果 Serial position effect

リスト形式で提示されたもの記憶する際に、そのリスト中の位置によって各項目の記憶保持状態に差異が見られる事。
比較的前の方に記載があったものをより記憶している事を初頭効果。終わりの近い部分に記載されたいたものをより記憶している事を新近性効果と呼びます。
文字情報だけでなく、視覚・聴覚・臭覚などにも認められるものとされ、
「覚え難い英単語は最初と最後に覚える」といった学習法は、実際に有効であるとされています。

初頭効果 Primacy effect

概要

複数のものを認知処理する際に、最初に覚えた(触れた)情報であるほど記憶(印象)に残り易くなるという位置効果の事。
複数の情報に触れる際は単純に一つ一つを記憶するのではなく、複数の情報の中での比較や繰り返しによって記憶されていきます。
最初に触れる情報は、記憶対象として意識の中に登場する回数が多くなるため、長期記憶として残り易くなるとされています。

実験内容

アメリカの心理学者であるミラーが行った実験では、観察対象である学生にある物語を読ませました。そして、物語の主人公の人物像に関し、「社交的−非社交的」の質問を行いました。
物語の前半部分に積極的・外交的な人物描写を組み入れて後半は消極的・内向的な描写の文章A、それとは位置を入れ替えた文章Bを読ませたところ、
A文章を読んだ学生はほぼ例外なく「主人公は社交的」とし、B文章を読んだ学生は「非社交的」としました。

具体的な実感シーン

わざわざ意識する事はありませんが、ほとんどの人間の活動は記憶によって支えられています。
触れた情報に自分なりの解釈を加えて記憶し、その情報が必要になった際には記憶を検索して情報を取り出し利用しています。
他人と接する機会が多い人にとっては、良い印象を与えるか否かが仕事の出来を左右しますが、
良い印象を与える以前に、まずは覚えてもらう対象でなければなりません。
覚えてもらう対象に入る事ができたとして、より覚えてもらい易くする事が必要になります。
余程印象的な外見を持っていないのであれば、先頭をきって挨拶や自己紹介を行う事で、
「あーあの時の」「そういえば居たね」と言われる可能性が高まります。

新近効果 Recency effect / 残存効果

概要

複数の情報を処理する際に、最後に触れた情報ほど記憶に残り易くなるという位置効果の事で、時間的に現在に近い時点で触れた情報ほど記憶に残っていやすい事の説明にも利用されます。
記憶を検索して呼び起こす際の最大の障害は 『時間』 です。時間の経過とともに記憶の一部が検索できなくなり、やがて全く思い出せなくなります。
繰り返し触れる事で長期記憶となり易い最初に触れる情報に対し、後になって思い出せるか否かは疑問ですが、新しい情報であるだけに未だ欠損していない情報に見られる効果です。
また、文章や音楽、人に対する印象など、何事においても最後の部分が強い印象を残すとするのが残存効果です。

実験内容

実験・実証を重んじる心理学大国アメリカでの実験です。
模擬裁判場面において、基本的な事実確認情報を与え、あらゆる不安定要素を取り除いた上でA側とB側の主張を文章にしたものを読ませます。
実験は簡単なもので、A側とB側の主張文章を読ませる順番を入れ替えてみるというものでした。
模擬陪審員達が出した判断や判断の元となった理由は、最後の方に読まされた主張に強く影響を受けている事が実証されたとしています。

模擬裁判による影響確認実験

具体的な実感シーン

「第一印象が大切」「最初が肝心」などと言われますが、「最後の詰めが大切」「最後で全てが決まる」とも言われます。
どちらが大切というわけではなく、両方とも非常に大切なステージです。

別れ際や話しの締めくくり、会話の語尾が強い印象を残す事はよく知られています。
最後に持ち出す言葉のフレーズの中にその人の本質や本音、言いたい事や正直な気持ちが見て取られます。
「分かりました。でも不安です」よりも、「不安ですがやってみます」の方が同じ事を言っていても全く違う印象を与えます。
相手に対して何かの評価を与えるならば、「全体的には良いけど、あそこがなぁ」よりも、「あそこが気になるけど、全体的には良いと思う」の方が、素直に聞く気持ちを引き出します。


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