「感情移入」「気分」「被害妄想」/若手社員の心理学講座

若手社員にこそ覚えてもらいたい心理学の重要語句

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「感情移入」「気分」「被害妄想」

感情移入 sympathy

概要

相手の置かれた状況や抱いている感情を深く理解して相手との融合を感じる心の動き。
一般的には 『共感』 や 『同情』 と同じ意味として捉えられ、
「相手の立場になって考える」「相手の痛みを知る」といった行動の前提になる心の持ち方と考えられています。

取り上げた理由

誰にとっても感情を上手くコントロールする事は難しい問題です。
「頭では分かっていたけど」「損な行動である事は承知していたけど」・・など、感情の高まりを抑えきれずにとった行動を悔いた経験は誰にもあったはずです。
また、他人の苦労話や困っている状況に接して心が震える同調感覚を覚え、我がことのように感じた経験もあったはずです。

対人関係能力に優れたものを持っている人は、相手の感情をほぼ正確に読み取る事で先回り行動が取れるのですが、「相手の立場になって考える」事がその基礎にあります。
そしてそこには少なからずの 『感情移入』 が存在しています。

「感情は嘘を付く」という言葉に表されるように、あやふやで一定不変ではないものが感情です。
空気(感情・雰囲気・見えないもの)を読んで相手の立場に立った振る舞いを重視するのが日本の対人関係ですが、
「他人の感情を読まないこと」「他人の感情を無視すること」「自分の感情をあてにしないこと」などは、仕事上の経験が増えていくとともに重要性が増す要素となっていきます。


気分 mood

概要

「嫌な」「憂うつな」「楽しい」「幸せな」「良い」などに続いて用いられるもので、一定期間の心の状態を表す場合に用いられる自覚状態の事。
瞬間ごとの心の状態を表す 『感情』 とは区別されて考えられます。

誰もが納得する充分な理由の説明は不可能ですが、それを感じる本人にとって「気分の悪い時」は消極的になり、「気分の良い時」には積極的になる事が一般的な認識として捉えられています。
精神医学の領域では、強い抑うつ的な気分が主な症状になるのが「うつ」で、怒り易いが楽しく高揚した気分を持続させるのが 「躁」として、気分を上手くコントロールできない状態を気分障害と呼んでいます。

取り上げた理由

どこから湧き上がってくるものなのかの説明さえ難しい 『気分』 ですが、人の行動や精神状態に対してプラス面・マイナス面ともに大きな影響を与えるものである事はよく知られています。
気分一つの違いで行動や機嫌に大きなバラつきを見せる人を「気分屋」と呼び、周囲に付き合い辛い印象を抱かせてしまいます。

様々な状況で使われる『気分』という言葉ですが、相手には見えないものである事は間違いないため、何かをしない事の正当な理由とはなり得ません。
「気分がのらない」「気分がよくない」「嫌な気分」を、何かをしない事の理由として表明する人がいますが、嘘の雰囲気を漂わせる幼稚な理由として捉えられてしまいます。

様々な『気分』を抱く事は当然なのですが、何かをやらない事の理由にするのは、自分の幼稚さを懸命に宣伝している事になります。

被害妄想 delusion of persecution

概要

他人や会社、社会全体によって虐げられ、危害を加えられると考える心の状態で、一般的には理解し難い思い込みの事を表します。
精神分裂病患者に多く見られるものですが、老年性認知症患者にみられる「物とられ妄想」なども被害妄想の一種とされています。

取り上げた理由

社内的な弱者である若手社員の中には、全く事実ではない事柄を理由としてクヨクヨする人の出現率が高くなります。
会社からの処遇に不満を持ち、その理由を考える際に 「自分は期待されていない」「会社・上司は自分の事を嫌っている」などといった方向へ思いを馳せます。

自分の事を、「弱い者・守られて当然の存在・教えてもらえる存在」などとする甘えた気持ちがあり、その思いが満たされないときに社内での被害妄想が膨らむ事になります。

会社や上司は親でも親類でもありません。
おかしな妄想に気長に付き合ってくれる存在でもありません。
お金を払って与えらえれるのを待っていればよい時期は学生時代で終りを告げ、お金を貰って何かを与えるのが社会人となります。


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