「ジェンダー・スキーマ」「ラポール」「対人距離」/若手社員の心理学辞典

若手社員にこそ必要な心理学の重要キーワードを紹介

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「ジェンダー・スキーマ」「ラポール」「対人距離」

ジェンダー・スキーマ gender schema

概要

多くの情報の処理、認知段階において、「男性的」/「女性的」というジェンダー(『性別』『性差』『性役割』)に基づいたカテゴリー化を行って物事を把握・思考する認知・行動様式。

この認知・行動様式を強く持つ人は、自分が所属する性別の人格特性だけを、「自分が持っているもの」「自分の特徴」「自分を表すもの」として受け入れると言われています。
対人場面においては個人的特徴よりも性別に注目して、「男はかくあるべき」「女はこうあるべき」といった思いを強く持ち、男性の場合は男性性優位、女性の場合は女性性優位のパーソナリティになると言われています。

取り上げた理由

男と女が存在して(性不一致障害に悩む人もいますが)いる限り、「自分とは違う人達」「自分とは別のグループに入っている人達」として異性の事を認識する事になります。
経験しようにも経験のしようがないため、異性に対する妄想や想像が膨らみますが、何処までいっても謎が解ける事はなく、次第に疑いようのない事実として定着させてしまいます。

頭の中で何をどのように考えようと自由なのですが、やはり考えている事は行動に出てしまいます。
性差による世間の考え方によって 「著しく行動を制限されている」 などと感じている女性に対し、「男性優位的」「女性劣位的」な言葉を投げかけてしまったら大変な事になります。
それが男性・女性どちらの口から吐き出されるかの違いによらずです。
相手がいろいろと助けてくれる立場の先輩女子社員なら、会社に行くのが辛くなる程の仕打ちを受けるかもしれません。

若手社員にとっての重大関心事である恋愛・結婚においても、『性差』への考え方の不一致は悲劇的な結末をもたらします。
凝り固まった自分の考えをほぐしていくのと同時に、相手の考え方を探る事が大切になります。
「自分が変えてみせる」と意気込んでみても、人を変える事は生半可な事ではできません。

ラポール rapport

概要

カウンセリングなどの心理療法において、治療をする側とされる側(クライエント)との間に築かれる信頼関係、クライエントがカウンセラーを信頼する感情の事。
相談者との間に信頼関係を築けるか否かが治療の効果を大きく左右すると言われ、何はなくとも、『ラポール』を生み出す事が大切とされています。

それが故に、「守秘義務の徹底」「批判しない態度」「聞き続ける技術・忍耐力」がカウンセラーには求められます。

取り上げた理由

心理学を活かした様々な取り組みが会社の中でも行われています。
主に作業効率を上げるためだった活用目的も様々に変化し、最近は社員の心の病気の予防を目的としたものが目立ちます。

昨日まで何も話しかけてくれなかった強面上司が、「傾聴トレーニング」に行った翌日から積極的に話しかけるようになったなど、それなりに大きな会社の中では少し滑稽な風景が繰り広げられています。

若手社員にとって価値があるものと感じるのは、他人との間に 『ラポール』 を築こうとする気持ちと、それに連なる具体的な行動です。
「信頼されたい」と願う気持ちは、相手本位・相手第一の具体的な行動に置き換えられます。
『信頼』をゆっくりでもいいので積み重ねていく事が、その後の展開を大きく左右します。
カウンセラーが目指すものやその行動の中には大きなヒントがあると感じます。

対人距離 interpersonal distance

概要

他人との間に取る物理的距離によって、抱き易い感情や抱いている感情に差があるとするもの。
男性よりも女性の方が短い距離を設定する傾向があるとされ、前方に長くて左右後方に短い楕円形の空間になるとされています。

親密距離(45cm以内) においが感じられる距離で恋人や親友、家族間で見られる距離
個体距離(45〜120cm) 友人・知人などとの通常の会話が行われる距離
社会距離(120〜360 cm) 仕事の話ができる距離
公衆距離(360cm以上)  多数の前でも緊張せずに一方的に働きかけができる距離

取り上げた理由

物事や人に対する距離感覚には微妙な違いがあるとされ、妙に近づいてくる人や近づくと不安げな表情を見せる人など様々です。
テレビの心理学実験などでは、物理的な距離の違いを用いて心情が表情や行動に表れる事を面白おかしく発信しています。

物理的なものはさておき、物事全般に対する自分の態度や姿勢ともいえる 『心理的距離感』を意識しておくことが有用です。
自分をコントロールしていくには自分を客観的に観察できるか否かが差を分けます。
何に対して距離をおこうとするのか? 何に対して距離を縮めたいと思うのか?
まずはそれを意識し、出来る事なら 何故そう思うのか?感じるのか? までいけると自分の事がよく分かってきます。


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